中部 · 山梨県 · 甲斐市
おみゆきさん
Omiyuki-san
甲斐国一宮浅間神社の大神幸祭。山梨県甲斐市竜王の信玄堤で行われる、甲府盆地の水防を願う祭り。甲斐国の一宮・二宮・三宮の神々が三社神社に集まり、信玄堤の土手では「水神」と書いた小石を川へ投げる川除けの神事がある。赤い長襦袢に白粉という女性の姿をした担ぎ手が「ソコダイ、ソコダイ」の掛け声で堤を踏み固めるように神輿を担ぐ。甲州三大御幸祭りの一つ。毎年4月15日。
次回
2027年4月15日
例年主催者が定めた日程の決まりから計算した日付です。
162日後
毎年 4月15日
今後の開催: 2027年4月15日 / 2028年4月15日 / 2029年4月15日
おみゆきさんと信玄堤(甲斐市公式 公式チャンネル・YouTube)
由来
天長2年(825)、大雨で御勅使川と釜無川の合流点があふれ、甲府盆地が水害にあった。淳和天皇の勅旨で、一宮浅間神社・二宮美和神社(ともに笛吹市)・三宮玉諸神社(甲府市)が、当時の合流点だった赤坂台地のふもと(いまの三社神社のあたり)で川除けの神事を行ったのが始まりといわれる。武田信玄のころには国中一の祭りとして公の祭りとなり、江戸時代には十万石の大名行列ほどの規模で渡御したという。浅間神社の社記によれば、祭日は古くは旧暦4月の第2亥の日で、明治以後に4月15日に改められた。浅間神社では例大祭を行ったあと、片道約6里(24キロ)の道のりを竜王の三社神社へ神幸する。担ぎ手が女性の姿をするのは、浅間神社の祭神・木花開耶姫命が女神だからとされ、「ソコダイ」は「目的地はすぐそこだ」と景気をつける掛け声といわれる。明治以降は浅間神社だけが渡御していたが、平成15年(2003)に三社からの渡御が復活した。
見どころ
信玄堤の土手で行われる「川除祭」。 「水神」と書かれた小石が川に向かって投げられ、甲府盆地の水防を祈る。小石を拾うとご利益があるといわれ、子どもたちが土手を上って夢中で拾う。三社神社では、一宮・二宮・三宮とともに御霊の儀と玉串の拝礼が行われる。神輿の渡御では、紅白粉に長襦袢、白足袋の担ぎ手が「ソコダイ、ソコダイ」と掛け声をかけ、堤を踏み固める動作で練り歩く。祭り会場では、竜王みゆき連のみゆきソコダイ踊りや信玄太鼓保存会の演奏があり、出店も並ぶ。
見方と作法
信玄堤は、氾濫を繰り返す釜無川を治めるため武田信玄が築いたとされる堤防で、祭りはその堤の上で行われる。いまは交通事情のため、各神社の神輿や担ぎ手は信玄堤まで車で来て神事を行う。地元の竜王神輿の渡御では、神輿の下をくぐって健康を祈ったり、姫から福銭を受けたりする(2026年)。
行くなら
毎年4月15日、甲斐市竜王の信玄堤公園・三社神社・竜王1区の周辺で。 曜日にかかわらず4月15日に行われる(2024年は月曜、2025年は火曜、2026年は水曜)。JR中央線の竜王駅から信玄堤まで歩いて約25分、タクシーで約5分。
会場
三社神社(甲斐市竜王)
甲斐市, 山梨県
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