東北 · 岩手県 · 滝沢市・盛岡市
チャグチャグ馬コ
Chagu Chagu Umakko
色鮮やかな装束と700個もの鈴で飾った農耕馬が、鈴の音を響かせて岩手県滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮までの約14kmを行進する。農耕に疲れた馬をいたわり無病息災を祈る、馬とともに暮らしてきた土地の祭り。毎年6月の第2土曜日。
次回
2027年6月12日
223日後
毎年 6月第2土曜
今後の開催: 2027年6月12日 / 2028年6月10日 / 2029年6月9日
由来
岩手は古くからの馬産地で、人と馬が一つ屋根の下で暮らす南部曲り家が生まれた土地。端午の節句は農繁期でただ一日の休みで、農耕に疲れた愛馬を休ませ、馬の守り神をまつる蒼前神社に参る「お蒼前参り」が習わしになった。江戸中期、この参詣に装束を着せた馬を引くのが流行り、チャグチャグ馬コの原型になったという。昭和5年(1930)、秩父宮が鬼越蒼前神社に参ったあと盛岡八幡宮で馬ぞろいを披露したのが評判となり、翌年から八幡宮までの行進が恒例になった。日取りは旧暦5月5日から昭和33年に6月15日に移り、2001年からは、より多くの馬が参加し多くの人が見られるよう今の日程になった。
見どころ
およそ60頭の馬が、「チャグチャグ」と鈴を鳴らしながら、岩手山を背に北上川の橋を渡り、盛岡の街なかを進む。馬1頭に引き手が2人つき、背には子どもが1人乗る。装束は良質の麻を手編みし、紫紺染めや草木染めで色をつけたもので、配色や作り方は家ごとに受け継がれてきた。鈴の音は「残したい日本の音風景100選」に選ばれている。行列は朝に鬼越蒼前神社を出て、滝沢市役所前、盛岡ふれあい覆馬場、材木町商店街、盛岡駅前、開運橋、大通りを通り、昼過ぎに盛岡八幡宮に着く。
見方と作法
馬はとても臆病な動物なので、クラクションなど大きな音を出すことやフラッシュ撮影は控える。行進の経路でドローンは使えない。休憩中の馬の後ろに立つのは大変危険なので立たない。鬼越蒼前神社などの繋留・ふれあい会場では、馬と写真を撮ったりふれあったりできる。荒天で中止するときは、チャグチャグ馬コ保存会の Instagram で発表される。2017年は時折強い雨に見舞われる中で行進した。
行くなら
見るなら、街なかの盛岡駅前・開運橋・大通りか、出発の鬼越蒼前神社。行列の通過予定時刻と交通規制は、保存会が毎年出す行進案内図で確かめる。鬼越蒼前神社に駐車場はなく、滝沢市役所やビッグルーフ滝沢の駐車場から歩いて約1.4km。当日は盛岡駅とビッグルーフ滝沢の間にシャトルバスが出る。盛岡八幡宮へは盛岡駅前からバスで盛岡バスセンターまで約10分、そこから歩いて約10分。
会場
鬼越蒼前神社〜盛岡八幡宮(滝沢市・盛岡市)
滝沢市・盛岡市, 岩手県
地図で開く出典
- チャグチャグ馬コ保存会「行進行事」(毎年6月の第2土曜日、旧暦5月5日→昭和33年6月15日→2001年から現在の日程、約60頭・約14km、引き手2人と子ども1人、2022年6月11日、ビュースポット・駐車場)
- チャグチャグ馬コ保存会「歴史と文化」(南部曲り家、お蒼前参り、1930年の秩父宮、1978年の選択、音風景100選)
- チャグチャグ馬コ保存会「装束」(約700個の鈴、麻の手編み、紫紺染め・草木染め、家ごとの配色)
- チャグチャグ馬コ 行進案内図 2026(6月13日、注意: 大きな音・フラッシュ撮影を控える、ドローン禁止、休憩中の馬の後ろに立たない、シャトルバス、通過予定時刻)
- チャグチャグ馬コ保存会「交通アクセス」(鬼越蒼前神社・盛岡八幡宮)
- 盛岡市 報道資料 2026年(6月13日、荒天による中止判断は保存会 Instagram で発表)
- 盛岡市 報道資料 2025年(6月14日)
- 盛岡市 報道資料 2024年(6月8日)
- 広報もりおか 2017年7月1日号(6月10日に開催、時折強い雨)
- 文化遺産オンライン「チャグチャグ馬コ」(記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財、保護団体、公開日は選択当時の6月15日)