関東 · 茨城県 · 石岡市
石岡のおまつり(常陸國總社宮例大祭)
Ishioka no Omatsuri
茨城県石岡市の常陸國總社宮の例大祭で、関東三大祭りの一つに数えられる。小屋を引いた約30台の幌獅子と、人形を頂いた12台の山車、大神輿が町を練り歩く。毎年、9月15日の例祭のあと、敬老の日を最終日とする土・日・月の3日間。
次回
2027年9月18日〜20日
321日後
毎年 9月第3月曜 の2日前 から 3日間
今後の開催: 2027年9月18日 / 2028年9月16日 / 2029年9月15日
由来
約1300年前、いまの石岡には常陸国の国府が置かれ、国じゅうの神々を国衙の近くにまとめてまつる「総社」として常陸國總社宮が建てられた。例大祭では、延享年間(1744〜47)に奉納相撲が始まり、江戸後期に獅子舞が加わった。明治の前半には醸造業などで富を成した商人たちが豪華な山車をつくり、かつて町の祇園や愛宕の祭礼に出ていた風流物も取り込まれていった。明治35年(1902)には15の町が1年交代で祭りを担う年番制度が生まれ、年番町に設けた仮殿へ大神輿が渡る今の形が整った。かつては9月9日をはさむ3日間だったが、平成16年(2004)から今の日取りになった。
見どころ
2日目の日曜の夕方から夜、幌獅子と山車が大行列を組んで駅前から御幸通りを上がっていく。幌獅子は、高さ60cmにもなる獅子頭に、囃子方が乗る幅2m・奥行5mほどの小屋をつないだこの土地ならではの出し物で、町ごとに色の違う幌をまとい、子どもたちの勇ましい掛け声とともに舞い進む。日が暮れると駅前広場に山車がずらりと並び、一斉に通りを上がる。屋根のない2〜3層の山車の頂には2mほどの英雄の人形が立ち、回転する舞台の上では、石岡囃子に合わせておかめやひょっとこ、きつねの面をつけた踊り手が踊る。初日の土曜には、大神輿のお供をする全町の幌獅子が常陸国衙跡に集まり、すべてを一度に見られるのはこのときだけ。
見方と作法
9月15日の例祭は神社の最も重い神事で、観光の行事はない。見物できるのは敬老の日までの3日間。祭りの中心は、總社宮の神様の分身が大神輿で年番町の仮殿へ移り、二晩を過ごして戻ること。仮殿には誰でも参拝でき、中日の日曜は比較的すいている。例大祭は雨でも原則として行われ、台風や大雨、雷などで危ないときは行事ごとに変更や中止を決める。9月中旬は雨の多い時期で「雨祭り」とも呼ばれ、人混みでは傘よりカッパが使いやすい。ごみは持ち帰り、係員の指示に従う。商業施設などへの無断駐車は祭りの存続に関わるとして、強く控えるよう求められている。
行くなら
見るなら2日目の日曜の夕方から夜。会場はJR常磐線石岡駅の西口を出てすぐの市街地で、駅前広場と、御幸通りを上った突き当たりの通称カギヤ前が最もにぎわう。3日間とも13時から21時ごろまで中心部で大規模な交通規制があり、近くの駐車場は13時ごろには埋まるので、電車で行く。石岡市観光協会の「山車・獅子位置情報配信システム」で、各町の山車や幌獅子のいる場所、トイレや駐車場がわかる。行事の時刻は年によって変わるので、保存会公認サイト「石岡のおまつり」で確かめる。初日の土曜は他の日より人出が少ない。
会場
常陸國總社宮・石岡市中心市街地
石岡市, 茨城県
地図で開く出典
- 常陸國總社宮「例大祭と年中行事」(9月15日と敬老の日を最終日とする三連休、平成16年からの日取り、神幸祭・奉祝祭・還幸祭、幌獅子と山車、延享年間の奉納相撲)
- 常陸國總社宮「総社宮について」(約1300年前の国府、総社とは、全国55社)
- 常陸國總社宮「お知らせ」(2026年は9月15日・19日〜21日に斎行、台風で還幸祭の時間とルートを変更)
- 石岡のおまつり(保存会公認)「2026年(令和8年)年番は森木町!開催日程情報」(敬老の日を最終日とする3日間、悪天候時の扱い、交通規制、日ごとの次第)
- 石岡のおまつり(保存会公認)「見どころ」(山車・幌獅子・年番制度・ささら・雨祭り、雨具、初日がすいている)
- 石岡のおまつり(保存会公認)「石岡のおまつりの起源と歴史」(祇園・愛宕祭礼、明治35年の年番制度、明治29年の最初の山車)
- 石岡のおまつり(保存会公認)「仮殿って何?参拝のタイミングのおすすめは?」(二晩の滞在、中日の参拝)
- 石岡のおまつり(保存会公認)「駐車場」(13時〜21時の交通規制、無断駐車の禁止、位置情報アプリ)
- 常陸國總社宮祭礼の獅子・山車・ささら行事保存会 プレスリリース 2026年(主催、15日は神事のみ、熱中症対策・ごみの持ち帰り・係員の指示)
- 広報いしおか 2019年9月1日号(「9月14日〜16日。石岡のまちが一年で一番、活気づく3日間」)