関東 · 栃木県 · 鹿沼市
鹿沼秋まつり(今宮神社祭)
Kanuma Aki Matsuri
栃木県鹿沼市の今宮神社の例祭。全面を彫刻で飾った「動く陽明門」とも呼ばれる彫刻屋台が、お囃子とともに市街を巡り、交差点では屋台どうしが向かい合って囃子を競う。毎年、10月のスポーツの日の前の土・日。
次回
2027年10月9日〜10日
342日後
毎年 10月第2月曜 の2日前 から 2日間
今後の開催: 2027年10月9日 / 2028年10月7日 / 2029年10月6日
由来
慶長13年(1608)、日照りに苦しんだ鹿沼の人々が今宮神社に集まって雨乞いの祭りを三日三晩続けたところ、激しい雷雨が起きた。この霊験を敬って例祭を始めたのが起こりと伝えられる。屋台ははじめ踊りを奉納するための簡単な舞台だったが、江戸時代後半に芝居や手踊りの取り締まりが厳しくなると彫刻が増え、日光の彫刻師の手も入って今の彫刻屋台になった。文化11年(1814)に造られた記録を持つ屋台もある。平成15年(2003)に国の重要無形民俗文化財に指定され、平成28年(2016)には「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に記載された。
見どころ
初日の土曜、彫刻屋台が次々に鳥居をくぐって今宮神社の境内に「繰り込み」、勢ぞろいする。参道の道幅に合わせて造られた屋台が民家の軒下すれすれに曳かれ、当番町の合図で囃子が切り替わると、屋台は境内へ入って本殿に向かい奉納囃子を打つ。夕方、提灯に灯が入ると屋台は町へ「繰り出し」、交差点では2台以上が向かい合って激しく囃子を打ち合う「ぶっつけ」が始まる。2日目の日曜は、組ごとに出発した屋台が古峯原宮通りに集まる「揃い曳き」。屋台は唐破風の屋根をのせた四つ車で、黒漆塗りや白木の地に、龍や花鳥の彫り物がびっしりと嵌め込まれている。
見方と作法
彫刻屋台は今宮神社の例祭に奉納されるもので、氏子の町が4つの組に分かれて回り番で当番をつとめ、その年の祭りを取り仕切る。ぶっつけは、調子を狂わせずに囃子を打ち合う競演で、周りでは提灯や歓声で囃し立てる。屋台は雨でも曳かれ、2025年は初日が雨の中、26台が今宮神社への繰り込みと繰り出しを行った。ごみは持ち帰る。
行くなら
見るなら初日の土曜。昼過ぎの繰り込みから、夕方の繰り出しとぶっつけまで。会場は今宮神社と例幣使街道・古峯原宮通りの周辺で、東武日光線の新鹿沼駅から歩いて10分、JR日光線の鹿沼駅から20分。祭りの2日間は中心部で交通規制があり、臨時のシャトルバスも出る。今宮神社の鳥居前などには有料の観覧席がある。
会場
今宮神社・鹿沼市街(例幣使街道・古峯原宮通り)
鹿沼市, 栃木県
地図で開く出典
- 鹿沼秋まつり公式サイト「起源と屋台行事」(慶長13年の雨乞い、屋台の変遷、重要無形民俗文化財 平成15年、10月第二土・日曜日(例外の年もあり)、4つの組の回り番)
- 鹿沼秋まつり公式サイト「祭りのながれ」(初日の繰込み・灯入れ・繰出し・ぶっつけ、2日目の揃い曳き)
- 鹿沼秋まつり公式サイト「彫刻屋台について」(日光山の彫刻師の伝承、単層館型・四つ車・唐破風)
- 鹿沼秋まつり公式サイト「用語解説」(ぶっつけの二つの意味)
- 鹿沼秋まつり公式サイト「会場・イベント案内」(2026年10月10日・11日、交通規制、シャトルバス)
- 鹿沼秋まつり公式サイト「アクセス」(新鹿沼駅から徒歩10分、鹿沼駅から20分)
- 鹿沼秋まつり ガイドブック 2026(繰り込みの様子、観覧席、ゴミ持ち帰り)
- 広報かぬま 2024年9月1日号(鹿沼秋まつり 10月12日(土)・13日(日))
- 広報かぬま(2025年10月11日・12日に開催、11日は雨の中26台が繰り込み・繰り出し)
- 広報かぬま 2026年(秋まつりの歴史: 1608年の雨乞い、江戸後半の取り締まりで彫刻が増えた)
- 鹿沼秋まつり実行委員会 プレスリリース 2018年(10月6日・7日、繰り込み・繰り出し、揃い曳き、ぶっつけ)
- 文化遺産オンライン「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」(重要無形民俗文化財 平成15年、2016年ユネスコ、27か町・毎年20基ほど)