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中国 · 島根県 · 松江市

諸手船神事(美保神社)

Morotabune Shinji

島根県松江市美保関町の美保神社で、古事記の国譲り神話を再現する神事。白装束の氏子が乗り込んだ2艘の古代の丸木舟「諸手船」が、海水を掛け合いながら冬の美保関港で漕ぎ競う。毎年12月3日。

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2026年12月3日

32日後

毎年 12月3日

今後の開催: 2026年12月3日 / 2027年12月3日 / 2028年12月3日

由来

古事記の国譲り神話では、出雲の大国主神が国を譲るよう迫られ、美保の岬で釣りをしていた息子の事代主神(えびす様)に意見を聞くため、使者を船で向かわせる。諸手船神事は、使いの神が熊野諸手船で美保を訪れ、事代主神が国譲りを承諾した故事に由来し、その場面を2艘の船の競漕で再現する。古くは「八百穂祭(いやほのまつり)」と呼ばれ、稲の恵みに感謝する秋祭でもあり、かつては旧暦11月の初午の日に行われていた。美保神社の祭神である事代主神が青柴垣に身を隠す故事に由来する4月7日の青柴垣神事と対になる神事で、2つの祭礼は年間の多くの行事でつながり、神社と、氏子が当屋制度で組織する祭祀組織に支えられてきた。江戸時代の享保2年(1717)に成立した地誌「雲陽誌」にもこの神事が記されている。諸手船は樅の丸木をくり抜いた古代船の形を残す神事専用の船で、江戸時代から何度も新しく造られ、今の船は昭和54年(1979)に奉納された。国の重要有形民俗文化財に指定されている。

見どころ

午後1時半、白装束の氏子が9人ずつ乗り込んだ2艘の諸手船が、互いに海水を掛け合いながら美保関港を漕ぎ競う。事代主神を迎えに向かう使者の船を再現したもので、冬の港を舞台に繰り広げられる勇壮な神事。12月3日は朝9時半の新嘗祭、昼の客人社祭と美保神社の祭りが続き、その締めくくりが諸手船神事になる。船を漕ぐ水夫(カコ)などの役は、神籤で決められる。

見方と作法

美保神社の神事で、船に乗るのは氏子。2つの神事を支える氏子の当屋の仕組みは、過疎化や少子高齢化で維持が厳しくなっており、松江市が令和6年度から調査と記録を進めている。見物は港の岸から。

行くなら

見るなら12月3日の午後1時半、美保関港での船の競漕。美保関は島根半島の東の端の港町で、JR境港駅や松江駅からバスを乗り継いで行く。

会場

美保神社・美保関港(松江市美保関町)

松江市, 島根県

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出典

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