中国 · 山口県 · 下関市
先帝祭(赤間神宮)
Senteisai
壇ノ浦の戦いで8歳で入水した安徳天皇をまつる、下関の赤間神宮の祭り。5月3日には豪華な衣装の太夫5人が外八文字を踏んで町を練り歩き、神宮の天橋を渡って参拝する。毎年5月2日から4日。
次回
2027年5月2日〜4日
182日後
毎年 5月2日 から 3日間
今後の開催: 2027年5月2日 / 2028年5月2日 / 2029年5月2日
由来
寿永4年(1185)、平家は壇ノ浦で源氏に敗れ、幼い安徳天皇は祖母の二位尼に抱かれて入水した。生き残った平家の女官たちは土地の人に助けられ、山野の花を摘んで港の船人に売って暮らしながら、天皇の命日には身なりを正して御影堂に参り、花と香を手向けたと伝わる。女官が絶えたのちは、江戸時代にできた稲荷町の遊廓の主人がその心を伝えようと、抱えの遊女たちに参拝を続けさせたという。命日の旧暦3月24日は、明治の改暦で新暦5月2日と定められた。
見どころ
5月3日の上臈道中と上臈参拝が祭りの山場。午前、太夫5人がそれぞれ稚児・警固・官女・禿を従えて伊崎町を出発し、下関駅前から唐戸までの道中で、足を外へ大きく回して進む「外八文字」を披露する。午後は赤間神宮で上臈参拝があり、この日だけ竜宮城を模した水天門から本殿へ架けられる天橋を、太夫たちが外八文字を踏みながら渡って拝礼する。同じ日には甲冑姿の約100人の源平武者行列や、関門海峡を船で行く源平船合戦もある。
見方と作法
先帝祭は、御祭神の命日から始まる慰霊の祭り。上臈参拝は太夫たちが安徳天皇の御霊を慰める特殊神事で、太夫は下関の日本舞踊の団体の人たちがつとめる。5月3日の赤間神宮は午前9時30分に開場し、混雑を防ぐため入場が規制される。神宮に一般の駐車場はない。前日の5月2日にある平家一門追悼祭と、安徳天皇や二位尼、女官、武将の装束をまとった人たちが天橋を渡る安徳帝正装参拝は、誰でも参列・参観できる。上臈道中の通る道は交通規制され、行列の通過後、警察の安全確認を待って順に解除される。雨のときは、上臈道中は下関駅前の商業施設シーモール下関の中で行われる。「関の先帝、小倉の祇園、雨が降らなきゃ金が降る」と俗謡にあるほど人出が多い。
行くなら
見に行くなら5月3日。上臈道中は午前に伊崎町から唐戸へ進み、午後に赤間神宮で上臈参拝、夕方には唐戸の姉妹都市ひろばのステージでもう一度外八文字が披露される。時刻は年によって変わるので、下関市公式観光サイトの「しものせき海峡まつり」で確かめる。赤間神宮は唐戸市場のすぐ東で、下関駅から唐戸まではバスで約10分。祭りの間は市内がひどく渋滞するので、電車・バス・渡船で行く。対岸の門司港からは関門連絡船で唐戸へ渡れる。
会場
赤間神宮・下関市街(伊崎町〜唐戸)
下関市, 山口県
地図で開く出典
- 赤間神宮「特殊神事 先帝祭」(御命日から3日間、旧暦3月24日を新暦5月2日に、上﨟参拝の由来、天橋と外八文字、5月2日〜4日の神事、関の先帝の俗謡)
- 赤間神宮「令和8年(2026) 先帝祭 行事予定」(平家一門追悼祭は参列自由・安徳帝正装参拝は参観自由、上﨟参拝の次第、奉仕は下関邦舞連盟・下関舞踊協会、9:30開場・入場規制・一般駐車場なし)
- 赤間神宮「境内ご案内」(安徳天皇阿弥陀寺陵、5月2日に御陵前祭)
- 下関市公式観光サイト「しものせき海峡まつり」2026年(イベントタイムテーブル、上臈道中の外八文字披露、雨天時はシーモール下関、源平武者行列、源平船合戦、渋滞と公共交通)
- 下関まつり合同会議「第41回しものせき海峡まつり」チラシ 2026年(上臈参拝の由来、五人の太夫と稚児・警固・官女・禿、水天門の天橋、約百名の武者、交通規制、下関駅から唐戸までバス約10分)
- 山口県観光サイト「しものせき海峡まつり」(2026年5月2日〜5月4日(毎年同日))
- 山口県観光サイト「赤間神宮」(毎年5月2日〜4日、上臈参拝の3日、太夫と外八文字)
- 観光庁 多言語解説文データベース「赤間神宮」(Senteisai Festival、毎年5月2日から4日)