東北 · 青森県 · 八戸市
八戸三社大祭
Hachinohe Sansha Taisai
八戸市中心街の三つの神社の合同例祭。神輿行列に続いて、毎年作り替えられる高さ最大11メートルの山車が仕掛けを広げながら町を進む。毎年7月31日から8月4日までの5日間。
次回
2027年7月31日〜2027年8月4日
275日後
毎年 7月31日 から 5日間
今後の開催: 2027年7月31日 / 2028年7月31日 / 2029年7月31日
由来
VISITはちのへによれば、享保5年(1720年)、凶作に悩む八戸の有力者たちが法霊大明神(いまのおがみ神社)に天候の回復と豊作を祈ったところ、秋の収穫を無事に迎えられた。その御礼に武士や町人から寄進を募って神輿を造り、翌年に長者山三社堂(いまの長者山新羅神社)へ渡御したのが始まりと言われる。やがて人形を載せた屋台や虎舞などの町民の行列が加わり、1884年(明治17年)に長者山新羅神社、その5年後に神明宮の行列が加わって三社の祭りになった。同じ人形を毎年載せていた屋台は、このころから毎年新しく作る山車に変わり、いまの祭りの形になった。2004年に「八戸三社大祭の山車行事」として国の重要無形民俗文化財に指定され、2016年にはユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」の一つとして登録された。
見どころ
最大の見どころは、8月1日の「お通り」と3日の「お還り」。三神社の神輿行列のあとに27台の山車が続き、道幅に合わせて横に広がったり、人形がせり上がったりするたびに沿道が沸く。山車は神話や歌舞伎などを題材に町内の山車組が毎年作り替えるもので、作り手のほとんどは本業を持つ市民で、本業を終えた夜に制作している。行列ではおがみ神社の法霊神楽が獅子頭を一斉に打ち鳴らす「一斉歯打ち」や、転がったり肩車で立ち上がったりする虎舞が見られる。虎舞の虎に頭を噛まれると無病息災のご利益があると言われる。7月31日の前夜祭と8月4日の後夜祭では全部の山車が中心街に並び、仕掛けを広げた姿をじっくり見られる。8月2日の「中日」は山車だけがライトアップして夜に運行し、日中は長者山新羅神社の桜の馬場で、1827年(文政10年)に八戸藩主が始めたとされる加賀美流騎馬打毬が奉納される。紅白に分かれた騎馬武者が馬上から毬杖で毬をすくってゴールに投げ入れる競技で、この種の打毬が残るのは国内で宮内庁・山形県・八戸だけとされる。
見方と作法
運営委員会は2026年、無人での場所取りや、テープ・シート・荷物などで長い時間場所を確保することは控えるよう呼びかけた。神社行列には初穂料を納める初穂箱がついて回り、地元ライターによれば、小さな熨斗袋にお金を入れて納めればよいという。
行くなら
会場は八戸市庁のまわりの中心街で、最寄りはJR八戸線の本八戸駅。新幹線の八戸駅から八戸線で約10分。仕掛けを広げた山車を見るなら、運営委員会は有料観覧席か表通り(廿三日町・十三日町・三日町など)をすすめていて、裏通りは道幅が狭く山車が広がりきらないことがある。有料観覧席は運行のある8月1日〜3日に置かれ、2026年は6月に一般販売が始まって完売した。2026年の時刻は、お通り・お還りが午後3時〜7時、中日の夜間運行と前夜祭・後夜祭が午後6時〜9時。2026年は長根公園に有料の臨時駐車場が設けられた。
会場
八戸市中心街
八戸市, 青森県
地図で開く出典
- VISITはちのへ「2026年 八戸三社大祭 行事日程」(毎年7月31日から8月4日)
- VISITはちのへ「The Hachinohe Sansha Taisai 2026」(英語版)
- VISITはちのへ「八戸三社大祭を知る(歴史・豆知識)」
- VISITはちのへ「観光視点で八戸三社大祭をツウに楽しむコツ8選」(地元ライター 栗本千尋)
- 日本政府観光局「Hachinohe Sansha Taisai」(毎年7月31日から8月4日)
- 青森県 文化財保護課「八戸三社大祭の山車行事」(重要無形民俗文化財、2004年指定)
- JR東日本「【八戸三社大祭2025】特別列車で愉しむ青森・八戸の夏旅」(前夜祭 2025年7月31日)
- 共同通信「夏彩る八戸三社大祭開幕 青森、華麗な山車披露」(2026年7月31日、熊本日日新聞掲載)