関西 · 三重県 · 志摩市
伊雑宮御田植式
Izawa-no-miya Otaue-shiki
三重県志摩市磯部町の伊雑宮(伊勢神宮・内宮の別宮)の御料田で行われる田植神事。地元では「オミタ」と呼ばれる。大団扇をつけた青竹を裸の若者たちが泥田の中で奪い合う「竹取り」のあと、早乙女と立人(たちうど)が太鼓や笛、ささら、謡に囃されながら苗を植える。香取神宮・住吉大社とともに日本三大御田植祭の一つとされ、「磯部の御神田(おみた)」の名で国の重要無形民俗文化財。毎年6月24日。
次回
2027年6月24日
例年主催者が定めた日程の決まりから計算した日付です。
232日後
毎年 6月24日
今後の開催: 2027年6月24日 / 2028年6月24日 / 2029年6月24日
【伊勢神宮】神宮歳時記 令和6年6月~8月(伊勢神宮 公式チャンネル 公式チャンネル・YouTube)
由来
伊雑宮は天照大御神の御魂をまつる内宮の別宮で、「遙宮(とおのみや)」とも呼ばれる。約2000年前、垂仁天皇の御代に、倭姫命が神宮へ供える御贄(みにえ)を採る地を求めて志摩を巡ったのち、伊佐波登美命がこの地に創建したと伝わる。御田植式は、倭姫命がこの地で、一株で千穂にもなる稲をくわえた鶴に出会ったという「鶴の穂落し」の伝承と結びついて語られ、最後に歌われる唄にも「昔真名鶴磯部の千田に、稲穂落したそのまつり」とある。古くは旧暦5月の吉日に行われ、明治4年(1871)にいったん途絶えたが、明治15年(1882)に復活してからは毎年6月24日に定まった。行事は磯部九郷が組を作って毎年交替で受け持ち、各組の奉仕は8年ごとに回ってくる。1990年に国の重要無形民俗文化財に指定された。
見どころ
田植えの前の「竹取り」。 笹のついた6〜7メートルの青竹の上に、丸と縦長の二つの大団扇(ゴンバウチワ)をつけた忌竹が田の畦に立てられ、それが倒されると、裸の若者たち(漁師)が泥田の中へ引きずり込んで奪い合う。ずたずたに裂いた団扇の切れ端は、家の神棚や船の守り神の船霊さまに供えて大漁を祈る。そのあと、早乙女と立人が手をつないで苗代田を3周半してから早苗を取り、交互に並んで植えていく。後ろでは太鼓・ささら・笛・大鼓・小鼓が囃し、謡がうたわれる。半ばで、早乙女の酌の酒と若布の中休みがあり、その肴として、ささら役が「刺鳥差舞(さいとりさしまい)」を舞う。植え終わると、一同は祝い唄をうたいながら伊雑宮まで踊り込む。200メートルに満たない道のりに2時間ほどもかける。
見方と作法
御田植式の日は、伊雑宮で6月の月次祭(つきなみさい)が行われる日でもある。田は神宮へ供える米を作る御料田で、植えるのも囃すのも、前日に船で伊雑浦へ漕ぎ出して潮で身を清めた地元の人たち。
行くなら
毎年6月24日、伊雑宮と、そこから200メートルほど離れた御料田で行われる。 竹取りのあとに田植えがあり、田植えのあとに伊雑宮への踊り込みがある。伊雑宮へは近鉄の上之郷駅から歩いて3分。
会場
伊雑宮
志摩市, 三重県
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