関西 · 三重県 · 桑名市
桑名石取祭
Kuwana Ishidori Matsuri
三重県桑名市の桑名宗社(春日神社)の祭り。鉦と太鼓を積んだ40台ほどの豪華な祭車が、昼も夜も打ち鳴らしながら町を巡り、「日本一やかましい祭」「天下の奇祭」と呼ばれる。毎年8月第1日曜日(本楽)とその前日の土曜日(試楽)。
次回
2027年7月31日〜2027年8月1日
272日後
毎年 8月第1日曜 の1日前 から 2日間
今後の開催: 2027年7月31日 / 2028年8月5日 / 2029年8月4日
由来
桑名市南郊の町屋川へ行き、清流で禊をして採った清らかな栗石を桑名宗社に納め、祭地を清める行事が祭礼になったもので、江戸時代初期に始まったといわれる。石を小さな車に載せて運ぶうちに太鼓や鉦を打ち鳴らすようになったのが石取祭車の始まりとされ、時代とともに祭車は大きく豪華になった。昭和20年(1945)の桑名空襲で多くの祭車が焼けたが、戦後まもなく市民の手で次々に新造された。平成19年(2007)に国の重要無形民俗文化財に指定され、平成28年(2016)には「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に記載された。
見どころ
本楽の夜、春日神社の楼門前で、祭車が1台ずつ8分間、渾身の石取囃子を打ち鳴らす「渡祭」。渡祭の順番は毎年くじで決まり、先頭の花車から末番まで40台ほどが続くので、終わるのは深夜近くになる。祭りは試楽の午前0時、神社の神楽太鼓を合図に、神社に近い町から遠い町へと鉦と太鼓の音が広がっていく「叩き出し」で幕を開ける。試楽の夜は組ごとに町なかを巡り、本楽の昼過ぎには祭車が旧東海道などにずらりと並ぶ。渡祭のあとは交差点で4台ずつ背中合わせになって囃子を披露する「曳き別れ」。祭車には高村光雲作の飾り物など、名工の手になる彫刻や金具が施されている。
見方と作法
石取祭は、清めの石を桑名宗社に奉納する神事が祭礼になったもの。祭車は桑名の宝なので、触らない、近づきすぎない、関係者の指示に従う。渡祭のあいだは夜9時ごろまで観客で混み合うので、アナウンスや白い半纏を着た青年連盟の人の指示に従って見る。試楽の日は市内のあちこちを祭車が動くので、警察や提灯を持った祭りの関係者の指示に従って通行する。暑さ対策をしておく。
行くなら
見るなら本楽の日曜。昼過ぎに並んだ祭車を見て、夕方からの渡祭まで。春日神社はJR・近鉄・養老鉄道の桑名駅から歩いて約20分。会場の周辺は交通規制で混み合うので公共交通機関で行く。渡祭の順番と並び方は毎年変わるので、観光三重や保存会の案内で確かめる。渡祭を最後まで見ると深夜になるので、帰りの電車に気をつける。
会場
桑名宗社(春日神社)・桑名市街
桑名市, 三重県
地図で開く出典
- 桑名石取祭保存会「石取祭について」(町屋川の栗石を桑名宗社に奉納、毎年8月第1日曜日とその前日の土曜日、江戸時代初期、祭車43台、重要無形民俗文化財・ユネスコ)
- 桑名石取祭保存会「現在の祭車」(計43台、建造・彫刻師・飾金具、高村光雲の彫刻)
- 観光三重「2026年の桑名石取祭はどんなお祭り?」(8月第一日曜日の本楽と前日の試楽、叩き出し、送り込み、渡祭8分、曳き別れ、祭車に触らない、青年連盟の指示、桑名駅から徒歩20分、交通規制)
- 観光三重「桑名石取祭」(2026年8月1日・2日、日本一やかましい祭り・天下の奇祭、最大40台の祭車、高村光雲)
- 桑名宗社「石取祭・石取御神事」(毎年8月第1日曜日を本楽、前日を試楽、午前0時の叩出、献石神楽、渡祭)
- 桑名宗社「令和7年 石取祭 予定表」(2025年8月2日(土)〜3日(日))
- 観光三重「【2024年】桑名石取祭の渡祭順は?」(2024年8月3日試楽・4日本楽)
- 文化遺産オンライン「桑名石取祭の祭車行事」(重要無形民俗文化財 2007年、2016年ユネスコ、保護団体 桑名石取祭保存会)