中部 · 福井県 · 勝山市
勝山左義長まつり
Katsuyama Sagichō Matsuri
福井県勝山市の市街地で300年以上続く小正月の火祭り。12の町内に建つ櫓の上で、赤い長襦袢姿の大人と子どもがおどけた仕草で太鼓を打ち、三味線・笛・鉦の囃子に浮かれる。最後は九頭竜川の河原で御神体を一斉に燃やすどんど焼き。毎年2月の最終日曜日とその前日の2日間。
次回
2027年2月27日〜28日
118日後
毎年 2月最終日曜 の1日前 から 2日間
今後の開催: 2027年2月27日 / 2028年2月26日 / 2029年2月24日
由来
左義長は、平安時代のころから正月15日に行われてきた行事の一つで、全国各地で行われている小正月の火祭り。勝山の左義長は、江戸時代に勝山藩に小笠原公が入部して以来、300年以上の歴史がある。もとは小正月の行事として旧暦の1月14日に行われていたが、今は観光客や祭りの主催者の便を考えて、2月の最終土曜日・日曜日に開かれている。櫓の上で浮き手がおどけた仕草で囃子に浮かれる姿は勝山左義長だけの特徴で、人々はこれを奇祭と呼ぶ。福井県の無形民俗文化財。
見どころ
2日間、町じゅうの12の櫓で太鼓と囃子が鳴りやまず、日曜の夜8時、弁天緑地のどんど焼きで御神体に一斉に火がつけられる。櫓は総檜造りの拝殿造りで、本体は間口約4m、高さ約6m。2階の舞台で、色とりどりの長襦袢をまとった浮き手が、三味線・笛・鉦の軽快な囃子にのって独特のおどけた仕草で左義長太鼓を打つ。各町内の路上には、松と竹で組んだ御神体が置かれ、通りには町内ごとに決めた3〜4色の短冊が吊られる。町内ごとに競って作られる「作り物」は、その年の干支にちなんで生活用具を素材に作られたもので、作品の説明を詩歌に託した「書流し」の妙も面白い。街頭には風刺川柳に絵を添えた絵行燈が並ぶ。日曜の夕方、神明神社で採った御神火が九頭竜川の河川敷に運ばれ、正月飾りを積み上げた御神体に一斉に点じられて、雪に映える炎とともに祭りは終わる。
勝山左義長まつりの櫓とどんど焼き(勝山市 公式チャンネル・YouTube)
見方と作法
主催者は、来場者に次のことを求めている。櫓の近くで見るときは櫓の関係者の指示に従い、脚立などを立てて往来を妨げない。むやみに櫓に近づかず、演者に声をかけない。どんど焼きで燃やしてもらうために正月飾りを持っていくときは、ビニールやプラスチック、生もの、金物などを外しておく(外していないものは預かってもらえない)。人形や門松は燃やせない。祭りの会場でドローンを飛ばして撮影することは禁止されている。
行くなら
櫓の囃子は土曜の昼過ぎから2日間続き、どんど焼きを見るなら日曜の夜。日曜の昼には子どもばやしコンクールもある。会場は勝山市の市街地一帯で、えちぜん鉄道の勝山駅から近い。駐車場は例年たいへん混み合うので、主催者は公共交通機関の利用を勧めている。期間中は中道路が大変混雑し、路上駐車はしないよう求められている。
会場
勝山市街地・弁天緑地(勝山市)
勝山市, 福井県
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