中部 · 石川県 · 羽咋市
鵜祭(気多大社)
Umatsuri
石川県羽咋市の能登國一宮・気多大社で、12月16日の未明に行われる神事。七尾市鵜浦町で生け捕られ、3人の「鵜捕部(うとりべ)」が3日がかりで歩いて運んできた一羽の鵜を神前に放ち、その動きで翌年の豊凶を占う。鵜はそのあと神社前の海岸から暗い空へ放たれる。国の重要無形民俗文化財。毎年12月16日。
次回
2026年12月16日
例年主催者が定めた日程の決まりから計算した日付です。
43日後
毎年 12月16日
今後の開催: 2026年12月16日 / 2027年12月16日 / 2028年12月16日
2021年12月16日の鵜祭(気多大社公式チャンネル 公式チャンネル・YouTube)
由来
鵜祭を担うのは「鵜捕部」と呼ばれる特別な祭祀の集団で、七尾市鵜浦町の鹿渡島(かどしま)の家々が受け継いでいる。鵜は祭りの前に、能登観音崎灯台の下にある「鵜捕り崖」で捕らえられ、その瞬間から神となって「鵜様」と呼ばれる。12月12日の未明、その年の当番の鵜捕部3人が、素袍に烏帽子の姿で鵜の籠を背負って鹿渡島を出発する。七尾の町を「鵜捕部、鵜捕部」と呼びながら歩き、13日には七尾の気多本宮の新嘗祭に加わり(鹿渡島の鵜が来なければ新嘗祭ができないとされる)、旧街道を南へ約40キロ、14日の夕方に気多大社に着く。着いた鵜は餌を止められる。2000年に国の重要無形民俗文化財に指定された。
見どころ
真夜中の社殿で、放たれた鵜の動きが来る年を占う。 16日の午前3時から、神楽のあと、禰宜と鵜捕部との間で問答が交わされ、神前に鵜が放たれる。鵜が案(あん、神前の台)にとまるとすぐに取り押さえられ、そこまでの動きを見て古老が翌年の豊凶を占う。鵜はそのまま神社前の海岸に運ばれ、真っ暗な空へ放たれる。道中では、鵜の羽の色で天候を占い(青ければ雨が多く、白ければ雪が多い)、鵜の籠に耳を当てると耳がよく聞こえるようになるともいわれる。
見方と作法
鵜は捕らえられたときから神様として扱われ、道中では「鵜様を拝まずに新年は迎えられん」と手を合わせ、賽銭をあげる人もいる。鵜が捕れなかった年は鵜祭は行われず、神様に鵜が捕れなかったことを報告する祭りに代わる(2024年)。
行くなら
神事は12月16日の午前3時から、気多大社で行われる。 鵜が放たれるのは本殿で、参拝者は拝殿から見守る(2025年は約30人)。鵜が捕れない年は行われないので、直前に気多大社のサイトのお知らせで確かめるとよい(捕れた年は捕獲の知らせが出る)。鵜捕部が鵜を運ぶ道中は12月12日から14日で、七尾市から中能登町を通って羽咋市に入る。
会場
気多大社
羽咋市, 石川県
地図で開く出典