中部 · 石川県 · 七尾市
青柏祭(でか山)
Seihakusai
石川県七尾市の大地主神社(山王神社)の春祭り。高さ約12m、重さ約20tの日本一巨大な曳山「でか山」3台が、歌舞伎の名場面の人形を載せて狭い街なかを曳き回される。毎年5月3日から5日。
次回
2027年5月3日〜5日
183日後
毎年 5月3日 から 3日間
今後の開催: 2027年5月3日 / 2028年5月3日 / 2029年5月3日
由来
平安時代の天元4年(981)に、能登の国守だった源順が国の祭りと定めたのが始まりと伝えられる。能登畠山氏3代の義統は京の文化を取り入れることに熱心で、文明5年(1473)に京の祇園祭の山鉾にならって曳山を奉納したのが、でか山の始まりとされる。江戸時代の一時期には高さ18mもあったという。昭和58年(1983)に国の重要無形民俗文化財に指定され、平成28年(2016)には「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に記載された。
見どころ
狭い辻で、20tのでか山の向きを変える「辻廻し」。長さ8mの大梃子に若者たちが鈴なりになって曳山の前輪を浮かせ、地車を差し入れて、勇ましい掛け声とともに角を曲がる。鍛冶町・府中町・魚町の3台は、横から見ると扇のように開いた形で、舞台には毎年町ごとに選んだ古い芝居の名場面が等身大の人形で飾られ、どこかに神を迎える若松が一本立てられる。3台は3日の夜から曳き出され、4日は大地主神社に、5日は七尾駅前などに勢ぞろいする。前日の5月2日夕方は「人形見」で、でか山に載せる人形が町の家々(人形宿)に飾られる。
見方と作法
でか山は、祭りの掛け声と囃子に合わせて太い綱で曳かれ、ときに走るほどの速さで狭い通りを進む。地元の人に交じって観光客も綱を引き、曳き手に加われる。でか山は雨でも曳かれ、2026年は開幕の3日夜、強い雨の中を動き出した。3台は3日の夜から5日の夜まで、夜通しのものも含めて町を巡るので、勢ぞろいの場所と時刻は、七尾市と保存会が毎年出す運行表で確かめる。人形見の人形宿は町の家々で、見せてもらう形になる。
行くなら
見るなら5月4日の大地主神社か、5日の七尾駅前の三台勢揃い。会場はJR七尾線の七尾駅から歩いて回れる市街地で、大地主神社は駅の東。4日と5日は無料の臨時駐車場とシャトルバスが用意される。でか山の位置情報、駐車場、交通規制は、七尾市・青柏祭でか山保存会の案内で確かめる。
会場
大地主神社(山王神社)・七尾市街地
七尾市, 石川県
地図で開く出典
- 七尾市・青柏祭でか山保存会「青柏祭 でか山」チラシ 令和8年(5月2〜5日、運行時間、三台勢揃い、人形見・人形宿、天元4年と文明5年のはじまり、大梃子の辻廻し、でか山略解説、無料臨時駐車場とシャトルバス)
- 七尾市「2026(令和8)年5月5日 青柏祭の曳山行事が開催」(4日に大地主神社へ集結、地元住民や観光客も曳き手に加わる、辻廻し)
- 北國新聞 2026年5月3日「雨の七尾、でか山ゆく 青柏祭開幕、まちなか熱気」(強い雨の中、3日夜に鍛冶町のでか山が動き出す)
- 観光庁 多言語解説文データベース「青柏祭」(石川県観光連盟、毎年5月3日から5日、高さ12m・重さ20t、魚町・府中町・鍛冶町、観客も綱を引ける、角での方向転換)
- 石川県 報道資料 2025年(青柏祭 5月3日(土・祝)〜5日(月・祝))
- 石川県 報道資料 2023年(青柏祭 5月3日(水・祝)〜5日(金・祝))
- 石川県 報道資料 2022年(青柏祭 5月3日(火・祝)〜5日(木・祝))
- 石川県 報道資料 2019年(青柏祭 5月3日(金・祝)〜5日(日・祝)、辻回し)
- 文化遺産オンライン「青柏祭の曳山行事」(重要無形民俗文化財 昭和58年、2016年ユネスコ、青柏の葉の神饌、ヒラキ山)