中部 · 静岡県 · 三島市
三嶋大祭り(三島夏まつり)
Mishima Taisai Matsuri
伊豆国一宮・三嶋大社の例祭に合わせて、静岡県三島市の旧市街で開かれる夏祭り。当番町の山車が軽快な囃子「しゃぎり」を響かせて町を巡り、夜は大社の大鳥居前で山車どうしが競り合う。源頼朝の旗挙げにちなむ行列や流鏑馬もある。毎年8月15日から17日。
次回
2027年8月15日〜17日
287日後
毎年 8月15日 から 3日間
今後の開催: 2027年8月15日 / 2028年8月15日 / 2029年8月15日
由来
三島の人々にとって三嶋大社の例祭日は「大社の夏まつり」の日で、その付け祭りとして続いてきた。山車の引き回しは江戸時代の初めにはすでに行われ、寛文9年(1669)の許可証文が残る。山車の上で奏でる三島囃子は、天文年間(1532〜1554)に三嶋明神の舞役が原型を作ったといわれ、楽譜を持たずに人から人へ伝えられてきた(静岡県指定無形民俗文化財)。源頼朝は伊豆に流されていた治承4年(1180)、三嶋大明神に祈願して8月16日から17日にかけて旗挙げしたとされ、この故事を再現する行列が昭和23年(1948)から続く。かつての「三島夏まつり」から「三嶋大祭り」に名を改めた。
見どころ
夜8時ごろ、当番町の山車が三嶋大社の大鳥居前に集まり、しゃぎりを打ち鳴らして一斉に競り合う。しゃぎりは、武士の士気を高めるために打ち鳴らしたのが始まりともいわれるテンポのよい囃子で、ゆったりとしたお囃子と合わせて三島囃子と呼ばれる。競り合いを終えた山車は、「鎌倉」という戻り囃子を奏でながら町内へ引き上げていく。3日間は、15日が山車としゃぎり、16日が頼朝公旗挙げ行列や手筒花火などの伝統芸能、17日が流鏑馬と農兵節・みしまサンバのパレードを中心に組まれ、山車の競り合いは毎晩ある。
見方と作法
三嶋大祭りは三嶋大社の例祭の付け祭りで、例祭日に合わせて毎年8月15日から17日に開かれる。山車同士がかち合うと勇壮な競り合いになるため、今は互いにかち合わないコースが決められている。頼朝公旗挙げ行列は雨天中止。会場ではドローンなどの無人航空機は使えない。夜の競り合いの間、三嶋大社の神池南側の階段と参道は観覧禁止で、立ち止まらずに通る。真夏の祭りなので、こまめに水分と塩分をとり、十分に休む。祭りの間は三島市の写真やビデオの撮影が行われ、見物客が写ることがある。
行くなら
見るなら夜。毎晩8時ごろからの、大鳥居前の山車の競り合いが山場。頼朝公旗挙げ行列を見るなら16日の夕方、流鏑馬は17日。三嶋大社へは、JR三島駅から歩いて約15分、または伊豆箱根鉄道駿豆線の三島広小路駅が近い。祭りの間、会場の大通り周辺は午後から夜まで歩行者専用になり、周辺に迂回路が設けられる。行事の時刻と会場は三嶋大祭りの公式サイトで確かめる。
会場
三嶋大社・三島市街(大通り)
三島市, 静岡県
地図で開く出典
- 三嶋大社「年中祭典」(8月15日 宵宮祭・献燈奉告祭、16日 例祭・頼朝公旗挙出陣奉告祭・手筒花火神事奉告祭、17日 流鏑馬神事奉告祭・後鎮祭)
- 三嶋大祭り実行委員会「三嶋大祭りの歴史」(大社のつけ祭り、寛文9年の山車の許可証文、天文年間の三島囃子・県指定、頼朝公旗挙げ行列は昭和23年から、競り合いと戻り囃子「鎌倉」、三島夏まつりからの改名)
- 三嶋大祭り実行委員会「三日間の見どころ」(15日 山車とシャギリの日、16日 伝統芸能の日、17日 踊りの日、山車の競り合いは各日20時、熱中症対策、市の撮影)
- 三嶋大祭り実行委員会「頼朝公旗挙げ行列」(8月16日、雨天中止、大鳥居前から広小路踏切前まで)
- 三嶋大祭り実行委員会「会場案内図」(歩行者専用道路と大型車迂回、交通規制時間、有料駐車場、ドローン禁止、競り合い時の神池南側の階段・参道は観覧禁止)