中部 · 長野県 · 阿南町
新野の雪祭り
Niino no Yuki Matsuri
長野県阿南町新野の伊豆神社で、1月14日の夜から翌朝にかけて夜通し行われる祭り。雪を豊年の吉兆とみて田畑の実りを願い、大松明の火の下で、面をつけた神々が田楽・舞楽・神楽・猿楽・田遊びなどの舞を次々に舞う。能や狂言の原点ともいわれる。国の重要無形民俗文化財。毎年1月14〜15日。
次回
2027年1月14日〜15日
見込み過去の開催日から割り出した日付です。主催者の発表で確定したら更新します。
72日後
毎年 1月14日 から 2日間
今後の開催: 2027年1月14日 / 2028年1月14日 / 2029年1月14日
由来
伊豆神社の祭りで、古くは御神事、田楽祭などと呼ばれた。鎌倉時代に伊豆の伊東小次郎が新野にたどり着いて薪能を伝えたとも、室町時代に伊勢から来た関氏が田の神送りを伝えたともいわれ、神仏混合の芸能集団によって何百年も守られてきた。「雪祭り」の名は、大正15年(1926)に初めて訪れた民俗学者・折口信夫による。当日に雪が降ると豊年になるとされ、新野に雪がないときは峠まで取りに行く。ひと握りの雪でも神前に供えなければ祭りが成り立たないと信じられている。1977年に国の重要無形民俗文化財に指定された。
見どころ
15日の午前1時ごろ、境内の大松明に火が入り、その火の下で面をつけた神々の舞が夜明けまで続く。 面形は墨・胡粉・紅殻だけで仕上げた素朴なもので、いまは19種あり、鎌倉時代の様式を伝える。最初に現れるのは柔和な面の「幸法(さいほう)」で、赤頭巾に長いわらの冠、手に松と田うちわを持って舞う。続いて幸法をまねる「茂登喜(もどき)」、作り物の馬を本物のように操る「競馬(きょうまん)」、宮司が拝殿の屋根と石段に矢を放つ「お牛」、ユーモラスな語りの翁や海道下り、子どもが演じる神婆、3匹の鬼の天狗などが登場し、朝の田遊びで終わる。14日の夕方には、神輿が諏訪神社から伊豆神社へ上る「お上り」がある。
見方と作法
庭の祭事は、見物人が支度部屋(庁屋)の壁を薪などで叩いて「ランジョウ(乱声)、ランジョウ」と呼びかけることから始まる。神々に早く出てきてくれと促すような作法。祭りは決まった順序で真剣に営まれ、大正15年に撮影のため「もう一度」と頼んだ折口信夫の一行は、「新野の祭りは二度出たことがない」と村人に一喝されたと伝わる。
行くなら
本祭りは1月14日の夜から15日の朝まで、伊豆神社の境内で行われる。 夜通しの屋外の祭りで、氷点下まで冷え込むので、十分な防寒の支度で出かけたい。進行は舞い手の具合で前後する。車は道の駅「信州新野千石平」に止め、神社まで歩いて約10分(約1キロの山道)。
会場
伊豆神社(新野)
阿南町, 長野県
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