中部 · 長野県 · 野沢温泉村
野沢温泉の道祖神祭り
Nozawa Onsen Dosojin Matsuri
厄年の男たちが守る巨大な社殿に、村の男たちが松明で火をつけにかかる小正月の火祭り。
次回
2027年1月15日
78日後
毎年 1月15日
今後の開催: 2027年1月15日 / 2028年1月15日 / 2029年1月15日
由来
道祖神は、村境や辻で災厄や悪霊の侵入を防ぎ、子どもの成長や子宝を見守る民間信仰の神。この神を祀る小正月の火祭りは長野県北信地方に見られるが、野沢温泉のものはとりわけ壮大な規模で知られる。観光庁の解説によれば1863年から毎年1月15日に行われ、日本三大火祭りの一つとされる。1993年12月に国の重要無形民俗文化財に指定され、保護団体は村の地縁団体である野沢組。準備は前年の秋から始まり、10月には村の共有林から、社殿の芯にするブナの御神木5本を伐り出す。
見どころ
13日、厄年の42歳と25歳の2組が御神木をスキー場から3時間あまりかけて祭場まで曳く。14日は深夜まで、酒を断って社殿を組み、15日の午前に完成する。社殿は高さ約7メートルで、御神木がさらに10メートル以上突き出る。15日の夜が本番。厄年の代表が寺湯の河野家から火打石でおこした火元をもらい、長男が生まれた家が作る背の高い「初灯籠」が歌とともに運び込まれる。夜8時半ごろ、厄年以外の村の男たちが松明を手に社殿へ攻めかかり、厄年の男たちが火消し役として迎え撃つ。42歳は社殿の上から、25歳は下から守る。攻防が終わると手締めが行われ、社殿に火が入れられて、初灯籠とともに天高く燃え上がる。
見方と作法
野沢組によれば、これは地元の人々の宗教行事で、火付けに加わるのは村人だけ、観光客は見学のみ。瓶・缶・酒類は会場に持ち込めない。ドローンの飛行は法律で禁止されている。
行くなら
会場への入場は2023年から入場券制で、入場券は村民と村内の宿泊者にだけ出されている(宿を通して申し込む)。観光協会によれば、会場の広さから見て、これ以上観覧者を入れるのは危険と判断したため。その年の方法は前年の秋以降に告知される。見に行くなら、まず村内の宿を押さえる。祭りの間は村内の道路すべてが駐車禁止になる。13日午後の御神木の里引きは、沿道から見られる。
会場
野沢温泉村 道祖神祭り会場
野沢温泉村, 長野県
地図で開く出典