関東 · 千葉県 · 香取市
佐原の大祭 夏祭り(八坂神社祇園祭)
Sawara no Taisai Natsu Matsuri
江戸の面影を残す佐原の町並みを、大人形を載せた10台の山車が佐原囃子とともに曳き廻される。八坂神社の祇園祭で、毎年7月10日以降の最初の金曜から3日間。
次回
2027年7月16日〜18日
259日後
毎年 7月10日 以降の最初の金曜 から 3日間
今後の開催: 2027年7月16日 / 2028年7月14日 / 2029年7月13日
由来
香取市によれば、佐原の町は小野川を境に東の本宿と西の新宿に分かれ、本宿では7月に八坂神社の祇園祭、新宿では10月に諏訪神社の秋祭りが行われる。この二つを合わせて「佐原の大祭」と呼び、各町内が大きな山車を曳き廻す「佐原の山車行事」は両祭礼の附祭として行われている。起源や変遷には分からない部分が多いが、少なくとも江戸時代の中ごろには練り物の祭りが行われ、山車の上に職人の手による大人形が飾られるようになったのは江戸時代末期ごろと考えられている。千葉県の観光公式サイトによれば、夏祭りはもともと祇園社と呼ばれた神社に祀られた疫病の神・牛頭天王を鎮めるための祭りで、神社は1868年に八坂神社と改められ、いまはスサノオノミコトを祀っている。2004年に「佐原の山車行事」として国の重要無形民俗文化財に指定され、2016年にはユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」の一つとして登録された。
見どころ
最大の見どころは、曲曳き「のの字廻し」。重さ3〜4トンの山車を、向かって左前の車輪を軸にして、筆で「の」の字を書くように数回まわす。香取市によれば、山車の上の大人形が能を舞うようにゆっくり回せるのが上手とされる。のの字廻しは、各町内が決めたコースを自由に曳き廻している山車が指定の場所を通るときに不定期に行われ、2026年は中日の土曜の夕方、八坂神社近くの香取街道に10台がそろい、交差点で一台ずつ披露した。山車は高さ4メートルほどの2層造りで、下の囃子台では囃子方が佐原囃子を奏で、上には江戸時代後期から昭和初期にかけて江戸・東京の人形師が作った、身の丈5メートルにも及ぶ大人形が飾られる。本川岸の「天鈿女命」は1804年(文化元年)の作で、制作年が分かる大人形では最も古い。佐原囃子は篠笛・大鼓・小鼓・附締太鼓・大太鼓・鉦の6種類の楽器を使い、「和楽器のオーケストラ」とも呼ばれる。夜は提灯を灯した山車が小野川沿いの町並みを進む。
見方と作法
香取市は2026年、祭りの区域内にドローンを持ち込んだり飛ばしたりしないこと、路上での喫煙やごみのポイ捨てをしないこと、車両通行止めの区間では自転車にも乗らないことを呼びかけた。周辺道路への違法駐車や近くの店などへの迷惑駐車もやめるよう求めている。祭りは雨でも行われ、雨の日は山車の人形にビニールシートがかけられる。
行くなら
会場は八坂神社のまわりの本宿地区で、JR成田線の佐原駅から歩いて約10分。東京駅からは快速で約110分。2026年は各日午前10時〜午後10時に山車が曳き廻され、土日には新宿駅から佐原駅への臨時特急「あやめ」が走った。車の場合は利根川河川敷の臨時駐車場(2026年は約1,000台・無料)からシャトルバスが出て、2026年はその乗り場などで1人500円の「佐原の大祭環境整備協力金」が求められた。祭りの時期以外でも、八坂神社の境内にある水郷佐原山車会館で、実際に祭りで使われる山車2台を見られる。
会場
佐原本宿地区(八坂神社周辺)
香取市, 千葉県
地図で開く出典
- 香取市「佐原の大祭夏祭り」(2026年 7月10日〜12日、時刻・交通・協力金)
- 香取市「令和8年 佐原の大祭 夏祭り」チラシ(7月10日以降の金曜・土曜・日曜日、のの字廻し、大人形、注意事項)
- 香取市「アーカイブ香取遺産 Vol-007 国の重要無形民俗文化財 佐原の山車行事」(広報かとり 平成18年10月15日号)
- まるごと e! ちば(千葉県観光物産協会)「佐原の大祭 夏祭り」(例年7月10日以降の金・土・日)
- 千葉県観光物産協会「2024年 千葉県観光情報 7月号」(2024年7月12日〜14日)
- 日本政府観光局「Experience Sawara Grand Festival 2024」(7月10日以降の最初の週末)
- Visit Chiba(千葉県の英語観光サイト)「Sawara Grand Festival」(牛頭天王、八坂神社への改称)
- Visit Chiba「Suigo Sawara Float Museum」(水郷佐原山車会館)
- JR東日本「【2026年】佐原の大祭 夏祭り」(臨時特急あやめ)